膝の痛みの最終手段「手術療法」の3つの方法

膝の痛みの最終手段「手術療法」の3つの方法

膝の痛みの最終手段「手術療法」の3つの方法

 

膝の痛みを引き起こす原因には、薬や保存療法でも改善されないものがあります。骨が変形していたり、組織や骨のかけらが痛みの元であったり・・・。そんな場合には手術をする必要があるでしょう。

 

この記事では膝の手術の3つの方法をご紹介しましょう。

 

 

関節鏡視下郭清術(かんせつきょうしかかくせいじゅつ)

 

関節鏡視下手術、関節鏡手術と呼ばれることもあります。関節鏡と呼ばれる、関節の内側をみることのできる内視鏡を使います。この手術は、メスで膝を大きく切り開く必要はありません。膝に数箇所小さな穴をあけて、そこから関節鏡と手術器具を挿入し、モニター越しに手術します。

 

関節鏡視下郭清術の目的は、膝関節内をキレイに掃除すること。膝の痛みの原因には、軟骨のカス・半月板のかけらが浮遊して関節に挟まることによって起きるものがあります。また、軟骨の表面がザラザラとしていたり骨棘(こつきょく)という、骨の先端が変形してトゲのようになっているために動きに違和感を感じさせる場合もあります。

 

そうした膝の痛みの原因の中でも比較的症状の軽い場合に用いられる手術法です。

 

 

人工関節置換術(じんこうかんせつちかんじゅつ)

 

関節を人工的に制作されたものに入れ替える手術です。軟骨がかなりすり減っていたり、変形しておりどうしようもない場合に用いられます。関節の一部だけを置き換えたり、全体を置き換えたりと症状によっても手術の規模が異なるでしょう。

 

人工関節置換術は軟骨のすり減りによる炎症も鎮めることができるので、痛みが完全に無くなることが期待できます。しかし、人工関節は消耗品であるというデメリットがあります。10年から15年程度は問題なく使えますが、それ以降は動かなくなるおそれも…。

 

また、関節の可動域が制限され直角までしか曲げることができません。正座はおろか、しゃがんで物を取るという日常生活の動作にも支障がでてしまうでしょう。こうしたデメリットがあるので、70歳以上の高齢者で、スポーツなどもあまりしない人に適しています

 

 

高位脛骨骨切り術(こういけいこつほねきりじゅつ)

 

脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)の一部を切り取る手術です。場合によっては人工骨や他の部位から取った骨を継ぎ足すこともあります。骨の向きを変えることによってまっすぐにすることをめざします。

 

変形性膝関節症の大きな原因となっている「O脚」。関節が曲がっているので内側の軟骨だけがすり減りやすくなります。そこで、骨の向きを変え、X脚にすることによってすり減っていない軟骨に負担がかかるように調整するのです。

 

関節をそのまま残しているので、膝の感覚が保たれるというメリットがありますが、手術後は半年前後リハビリを行って、骨を強化していく必要があります。関節の劣化があまり進んでいない若い人に適した手術といえるでしょう。

 

 

膝の痛みを改善するために手術にもさまざまなものがあり、症状によっても変わってきます。しかし、共通するのは症状が軽いうちであれば手術も軽くなるということ。

 

痛いのを我慢していればその分難しい手術になったり、術後も以前の生活ができなくなるおそれもあります。膝の痛みは我慢せず、早めの対処が必要ですね。