膝の痛み・関節痛を改善するための「漢方薬」という選択肢

膝の痛みを改善するための「漢方」という選択肢

膝の痛み・関節痛を改善するための「漢方薬」という選択肢

 

膝の痛みの中でもとりわけ多いのが変形性膝関節症。治療する方法としては、病院で注射や薬を処方してもらうことがあります。

 

しかし、西洋医学的な治療法は副作用があるので心配という人も少なくありません。そこで、漢方という東洋医学を試してみるのも良いかもしれません。

 

この記事では、変形性膝関節症に対する漢方での治療法をご紹介します。

 

 

膝を痛めている人には共通点がある

 

漢方治療の特徴は、西洋医学のように症状を抑えることではなく、原因を治していくという方法です。膝の痛みを抱える人には次のような共通点があると考えられています。

 

水毒状態

変形性膝関節症をわずらう人は、体内の水分のめぐりが悪い状態が見られます。漢方ではそうした症状を「水毒」と呼んでいます。変形性膝関節症では、膝に水がたまる場合があります。体内の水分がうまく外に出されない結果膝にたまってしまうのです。

 

虚症状態

膝の痛みを訴える人に多いのが、太っていても体力がない状態。これを漢方では「虚症」と呼んでいます。一般的に、体力があり筋肉質の人は膝の痛みを訴えることが少ないようです。

 

お血状態

からだをぶつけてしまったときに、その部分が内出血してしまうことが多いようです。これは、体内の血行が悪い状態です。漢方では「お血(おけつ)」と呼んでいます。

 

 

体質を改善する薬草をオーダーメイドで調合する

 

変形性膝関節症を抱える人には、共通する体質が見られます。そこで、漢方では膝の痛みの原因となっている体質を改善するための薬を処方します。特によく用いられているのが「防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)」。

 

「防已」とは、オオツヅラフジの茎や根のことで、「黄耆」というのはキバナオウギの根のことを意味しています。これらの薬草はからだの水分のめぐりをととのえる効果が期待できます。膝に水がたまるのは水分がからだから上手く排出されていないから。そうした「水毒状態」を改善するためにこの漢方薬は用いられています

 

さらに、体力をつけたり、むくみを取り除く効果のある漢方を組み合わせて使用する場合もあります。薬草によっては胃腸に負担のかかるものもあります。この症状にはこれ、という決まりがあるのではなく、患者の体調を見ながら細かく処方を変えてゆくというのが漢方の特徴です。

 

 

「水を飲まない」はむくみの原因になる

 

変形性膝関節症の人は、膝に水がたまったり、足がむくみやすいという特徴があります。痛みを悪化させる症状をやわらげようと水分を控えてしまう傾向があります。

 

しかし、からだに必要な水分が補給されなければ、余計に水がたまりやすい体質になってしまうのです。そこで、適度な量の水分は摂るようにしましょう。ハトムギ・ドクダミ・カワラヨモギといった漢方を用いたお茶を飲むと水毒を改善する効果を期待できます。ふだんのお茶をそうした薬草に変えるのもオススメです。

 

 

西洋医学ではなく漢方という膝の痛みを改善する方法。副作用の心配もなく手軽に始めることができるのも漢方の良いところです。膝の痛みだけでなく健康的な体質づくりにも効果が期待できるので、一度試してみるのも良い選択肢かもしれませんね。