あごが痛い…顎の痛みの原因

あごが痛い…顎の痛みの原因

 

最近、あごが鳴るようになった、口が大きく開かなくなった、あごが痛むようになった、それらの症状があるのであれば、それは「顎関節症(がくかんせつしょう)」である可能性が極めて高いです。

 

放っておくと実は危ない顎関節症について勉強していきましょう。

 

 

顎関節症の症状

 

あごを動かすと音が鳴る

顎関節症を患うと、「カクカク」といった音が鳴るようになります。音は人それぞれで、きしむような音だったり削れるような音が鳴ることもあります。音は耳の少し前あたりから鳴るようになります。同時に噛み合わせに違和感を覚えるようになります。

 

あごが痛む

顎関節症を患うと、あごを動かした時に痛みが生じます。痛む場所はあごの関節やその周囲、こめかみの辺りになります。特に食事の際にはあごを動かさなくてはならず、強く噛むほど痛みも大きくなります。

 

口の開閉に障害が出る

顎関節症を患うと口を大きく開けることが困難になります。

 

具体的には口を大きく開けた時に指が縦に2本以下しか入らない場合は顎関節症が疑われます。大きく開けられない理由は前述のとおり、あごに痛みを感じるために無意識に口を開けられないパターンと、顎関節の異常によって物理的に口が開けられなくなるパターンがあります。

 

 

顎関節症の原因

 

噛み合せの悪さ

顎関節症の原因の一つは「噛み合わせの悪さ」です。

 

また、これが原因となる行動の中にも顎関節症の原因となる行動が混じっており、顎関節症の大きな原因となります。その一つが、片方の歯でのみ咀嚼を行う「片噛み・偏咀嚼」で、これによってあごがゆがんでしまうのです。

 

あごや首の筋肉の負担

あごや首の筋肉に負担のかかる行動をすることで顎関節症を発症しやすくなります。

 

例えば、歯を食いしばったり歯ぎしりをすることであごや首への負担が大きくなります。癖として多い行動としては「頬杖」や「うつ伏せで寝る」といった行動があり、無意識のうちに負担をかけている人も多いです。

 

また、ストレスによって首の筋肉を緊張させたり、就寝中の歯ぎしりを誘発させたりして顎関節症の原因となることもあります。

 

 

顎関節症の治療

 

放置は危険

顎関節症はあごが痛むだけでなく、悪化すると全身に障害を与えることになります。あごのゆがみは頭蓋骨の歪みに繋がり、血行の悪化だけでなく神経障害を引き起こす恐れもあるのです。

 

顎関節症を放置することでゆがみは増し、症状の悪化につながってしまいますので早期の治療が望まれます。

 

認識行動療法

顎関節症は片噛みや歯ぎしり、頬杖といった日常的な行動の中でも「癖」と呼ばれる行動が多くの原因となっています。そのため、顎関節症の原因となっている行動を本人に自覚させ、その行動をとらないようにすることが第一歩となります。

 

保存的療法

温熱療法やリハビリなどの保存的療法が有効です。また、「スプリント」と呼ばれる歯列を覆う器具を装着することであごの関節への負担を軽減したり、炎症による痛みが大きい場合は抗炎症薬によって痛みを和らげます。

 

外科療法

それらの治療法で症状が改善されない場合は外科療法が選択されます。場合によっては咬合治療も行われます。