膝が痛くて正座ができない。解消するには生活習慣を見直そう

膝が痛くて正座ができない。解消するには生活習慣を見直そう

膝が痛くて正座ができない。解消するには生活習慣を見直そう

 

正座は日本の伝統的な生活様式です。背筋がピンとはり美しくもあり、威厳も感じます。
しかし、年齢とともに正座がツラくなることがあります。普段の生活では全く問題ないのに、正座をすると膝が痛くなって長時間座っていられないのです。

 

もしかしすると、その痛みは変形性膝関節症の初期症状かもしれません。

 

 

年齢とともに生じる膝の痛みナンバーワン

 

年齢とともに生じる膝の痛みの中でも、もっとも発生率が高いのが「変形性膝関節症」です。

 

この障害は骨の先端にある軟骨がすり減っていくことによって生じます。軟骨は関節の動きを滑らかにし、ショックをやわらげてくれます。

 

しかし、膝はどんな動きをするときにも使うもの。歩いたり、階段を登ったり走ったり、そうした動作で何十年も膝に負担をかけていると軟骨は少しずつ減ってゆきます。するとさまざまな症状が出始めるのです。

 

たとえば次のような症状があげられます。

 

動いたときに痛みがでる

寝ている状態から立ち上がるとき、長時間歩いているとき、階段を登り降りしているとき。こうした膝に体重がかかる動作をしたときに痛みがでるようになります。

 

曲げ伸ばしがやりづらくなる

膝を曲げてかがんだり、ピンとまっすぐに膝を伸ばしたりするといった動作ができなくなります。正座すると痛くなるのはこの症状が出ているためです。

 

 

筋肉不足や太り過ぎが原因かも

 

変形性膝関節症は軟骨への負担がかさなることによって生じます。ですから、年齢を重ねられている人であれば誰しもが経験する可能性のある痛みです。

 

しかし、年齢以外の理由によって痛みを進行させることがあるのです。

 

太りすぎている

人が歩くときには体重の3倍、走るとなんと10倍もの負荷が膝にかかります。例えば、60キロの人と80キロの人では、歩くだけで60キロ、走ると200キロも負担の差が出るのです。そうした負担の差が膝の痛みを進行させてしまうのは言うまでもありません。

 

運動をあまりしていない

筋肉がついていると関節をサポートしてくれるため、負担を軽くすることができます。運動をしていないと筋肉はおとろえてゆき、負担が関節に集中します。

 

 

生活スタイルに椅子を取り入れることも大事

 

膝に何のトラブルもない人にとっては正座をすることに気を使う必要はありません。しかし、痛みの出ている膝ではさらに痛みを強くさせてしまいます。

 

ですから、可能であるなら自分のふだんの生活スタイルを見なおして、椅子の生活を取り入れることができないかを考えてみるのはいかがですか?

 

 

椅子で負担を減らすことができる

 

たとえば、畳での生活であっても、ソファや小さな椅子を置くことができるかもしれません。どうしても正座をしなければならない場合に備えて、正座用の椅子を準備しておくこともできます。膝を曲げることにはなりますが、ある程度お尻の部分に高さを確保することができるので膝への負担を減らすことができるでしょう。

 

最近のほとんどの住宅では様式トイレがついています。しかし、和式トイレもいまだに現役。リフォームするとかなりの費用がかかり、賃貸であれば勝手に変えることもできません。そんな場合は、和式トイレの上に置くだけで洋式トイレになる便座も売っているので、そうしたものを活用することもできるでしょう。

 

 

負担のかかりにくい椅子を選ぶための2つのポイント

 

膝の負担を減らすためにはどんな椅子が良いでしょうか?購入するときは次の2つの点をチェックしてください。

 

肘掛けがあるか

椅子に座ると、膝への負担が減らせますが、立ち上がったり座ったりという動作の際にはどうしても負担がかかりやすくなります。しかし、肘掛けが付いているタイプの椅子であれば肘掛けを支えにして立ち上がったり座ったりすることができます。できるだけしっかりとした肘掛けのある椅子を選ぶと良いでしょう。

 

オットマンがあると便利

椅子に座っている状態では、膝は90度の角度になっています。正座に比べると負担は少なくなりますが、長時間座っていると膝が痛くなってくる場合があります。そんな時に膝をまっすぐに伸ばせるオットマンがあると便利です。

 

 

膝への負担をかけにくい工夫をする

 

椅子を取り入れる以外にも、膝への負担をかけにくい工夫はあります。

 

たとえば、階段の代わりにエレベーターやエスカレーターを使うこと。階段を登り降りすると体重の7倍もの負担が膝にかかります。痛みを悪化させる原因にもなるので、無理は避け、エレベーターやエスカレーターを活用しましょう。

 

また、安静にするだけではなく、膝関節をサポートする筋肉はつけたいところ。それで、適度なウォーキングやゲートボールのような軽いスポーツによって定期的にからだを動かすことを意識しましょう。

 

さらには、ウォーキングでの膝にかかる負担を減らすには靴選びも重要です。クッション性の良い物を選ぶだけでなく、足にしっかりフィットするかもチェックしてください。インターネット通販ではサイズがわかりにくいので、できればお店で実際に履いて確かめることをおすすめします。

 

 

日本人にとって馴染み深い正座。キレイに正座している人は美しく感じます。年配の人の中には、正座をしていないと落ち着かないという人もいます。伝統的な日本のスタイルを守るためにも、生活の中で膝への負担を減らし、筋肉をつけることを意識していくことも重要です。