ヒアルロン酸の膝・関節への副作用

ヒアルロン酸の膝・関節への副作用

 

ヒアルロン酸と関節痛

 

ヒアルロン酸はもともと、私たちの身体の中のいたる所に存在しています。

 

その本来の働きは、細胞間での水分保持と細胞の保護です。また、関節部分に存在しているヒアルロン酸は、軟骨においてはクッション作用、骨液(骨同士の間に存在しているトロッとした粘り気のある液体)においては潤滑作用を果たしています。

 

このヒアルロン酸が加齢や生活習慣によって減少してしまうと、膝のこわばりや痛みといった不愉快な症状が色々とあらわれてきます。ですので、この関節痛を緩和するためにヒアルロン酸を摂取することは、非常に効果的です。

 

しかし、ヒアルロン酸を体内に取り入れることによって、副作用が生じることはないのでしょうか?

 

 

ヒアルロン酸注射の場合

 

ヒアルロン酸注射とは

辛い関節痛で苦しんでいる方たちにとって、比較的早い効果を期待できるのが、ヒアルロン酸注射です。ヒアルロン酸注射というのは、炎症や痛みを起こしている関節部分に、直接ヒアルロン酸を注射で入れてしまうという方法です。

 

直接、患部にヒアルロン酸を補充できるわけですから、効果があらわれ始めるのも早いのです。人によっては最初の数回の施術で、関節の動きが滑らかになったという経験をするようです。

 

ヒアルロン酸注射の注意点

しかし、気をつけるべき点が幾つかあります。まず、ヒアルロン酸注射において、「感染症」にかかってしまうリスクは軽視できないということです。細菌が注射の箇所から関節の中に進入してしまって、関節の腫れや痛みを引き起こすこともあります。人体の関節内部では血流が少ないので、他の器官に比べて感染に非常に弱い状態なのです。

 

さらに、ヒアルロン酸注射に用いられる、「ヒアルロン酸の質」ということも考慮に入れなければいけません。中には、あまり質の良くないヒアルロン酸や、あまり清潔でない工場で製造されたヒアルロン酸を施術に用いる所もあるようです。

 

また、まれにヒアルロン酸の原料(鳥のトサカなど)に対して「アレルギーショック症状」を起こす方もいるようです。さらに、「技術的な問題」として、適切な箇所へ上手く注射してもらえなかった場合には、やはり患部の腫れを引き起こすようです。

 

このように、ヒアルロン酸そのものが副作用を起こすと言うことは基本的にはありませんが、注射処置に伴ってトラブルが生じることもあるようです。

 

 

ヒアルロン酸のサプリメントの場合

 

サプリメントでヒアルロン酸を摂取した場合に、何かの副作用が生じたというケースは、今のところほぼないようです。ですので、ヒアルロン酸注射に比べて、わりと安心して始められるかもしれません。

 

しかし、サプリメントの服用は、ヒアルロン酸注射のように、患部にダイレクトに働きかけるわけではありません。ですので、ヒアルロン酸による、関節痛緩和の効果を実感できるようになるまでには、根気強くサプリメントを飲み続けなければいけません。