ステロイド注射の副作用

ステロイド注射の副作用

 

変形性膝関節症や五十肩など、辛い関節の痛みに対して、注射を打って治療するケースも多々あります。その際に、従来はステロイドを注射して体内に入れていましたが、最近ではヒアルロン酸を注射することによって、関節痛を緩和するほうが多いようです。

 

それぞれ、どのような効果が期待できるのでしょうか?また、どのような副作用が懸念されるのでしょうか?

 

 

ステロイド注射

 

ステロイドとは

ステロイドと言うのは非常に特殊な成分です。体内にも存在していますが、それが薬として製造されたあとでは、非常に強い効果を発揮します。ですので、膝などの関節の痛みに苦しんでおられる方にとって、非常に即効性のある成分であると言えます。

 

しかし、いくら即効性があるからといって、ステロイド注射を繰り返しているなら、時に副作用を引き起こすことがあります。

 

副作用

ステロイド注射を長期間にわたって大量に続けていると、「ステロイド性関節炎」という症状を引き起こすことが近年明らかになってきました。「ステロイド性関節炎」とは、簡単に言うならば、関節がぼろぼろになってしまうということです。

 

また、ステロイドの過剰摂取は関節のみならず、身体の様々な臓器や機能に悪影響を与えることも報告されています。ですので、最近ではステロイド注射よりも、より安全性が高くそして副作用がほとんどない、ヒアルロン酸注射のほうを治療として選ぶ方が多いようです。

 

 

ヒアルロン酸注射

 

ヒアルロン酸の働き

私たちの関節の中には、関節液というものが存在しています。関節液とは透明でトロッとした粘り気を含んだ液体です。そして、関節のスムーズな動きをサポートしたり、関節の弾力性を高めたり、関節の軟骨に栄養を運んだりと、多岐にわたる重要な働きをしています。

 

そして、この関節液の主な成分として存在しているのがヒアルロン酸なのです。

 

ヒアルロン酸注射とは

しかし、残念なことに、ヒアルロン酸は加齢と共に少しずつ減少していってしまうので、その減少に伴って、関節の痛みや炎症といった厄介な症状が引き起こされてしまいます。

 

そこで、失われてしまったヒアルロン酸を注射によって直接関節に取り込んでしまおうというのが、ヒアルロン酸注射なのです。ヒアルロン酸注射を打つことにより、炎症や痛みが抑えられたり、軟骨の擦り減りを防いだり、膝など関節の動きをよりスムーズにする効果が期待されています。

 

では、ヒアルロン酸注射には、なにか副作用はないのでしょうか?

 

副作用

もともとヒアルロン酸そのものは、わたしたちが生まれつき持っている栄養成分ですので、基本的に安全な物質であると言えます。しかし、ヒアルロン酸注射となりますと、注射後の感染症に気をつける必要があります。

 

ごくまれに、注射の部位から細菌が関節内に進入してしまい、腫れたり、痛みが生じたりすることがあります。もしそのような症状が出た場合には、すぐにかかりつけの医師に相談しましょう。