コンドロイチンの膝・関節痛への効果
わたしたち人間の身体の中には、約200本以上の骨が存在しています。
そしてさらに、その各々の骨と骨をつないでいる箇所には軟骨があり、それによって関節というものができています。そしてこの軟骨は、関節の中で骨と骨がこすれあうのを防いで、関節をスムーズに動かせるよう働いてくれてもいます。
ですので、この軟骨の状態が悪くなると、関節に不具合が生じるようになり、その結果、関節のこわばり、関節の不快感、関節の痛みといった症状があらわれるのです。
特に、膝に痛みが出てしまうと、歩いたり立ったり座ったりといった日常のちょっとした動作にも影響が出てしまうので、できるならそのような症状を経験することなく暮らして生きたいものです。
関節痛のメカニズム
原因は軟骨の擦り減り
そもそも関節痛の原因とは、軟骨の擦り減りです。
軟骨とは、骨と骨の間にあって、クッションの役割をしてくれるものです。ですから、そのクッションが少なくなってくる、もしくは硬くなってくると、クッションとしての機能を果たせなくなってしまいます。その結果、関節を動かすたびに、骨と骨が触れ合う衝撃がダイレクトに伝わってしまうので、当然痛みが出てくるわけです。
そして、その痛みを治療せずに放っておくと、「変形性関節症」という、骨の形が変形してしまう病気を引き起こすこともあるのです。
軟骨減少の原因はコンドロイチン不足
では、どうして軟骨は加齢とともに擦り減ってしまうのでしょうか?
それは、軟骨の中にあるコンドロイチンという成分が関係しています。このコンドロイチンは、私たちが生まれたときがピークであり、年を重ねるにつれて徐々に減っていってしまうのです。激しいスポーツで関節を酷使してしまうと、さらなるコンドロイチンの減少につながってしまうのです。
コンドロイチンで痛みが緩和される
軟骨の修復
軟骨の30〜40%はコンドロイチンで成っています。失われてしまったコンドロイチンを再び補うことによって、軟骨の修復・生成が期待できるのです。
軟骨に水分をためる
またコンドロイチンには、軟骨に水分を保持する働もあります。ですので、関節のスムーズな動きを期待できるのです。
酵素の働きを抑える
さらにコンドロイチンには、軟骨の分解・減少を働きかける酵素の作用を抑えてくれる役割もあります。軟骨の擦り減りのスピードを緩やかにしてくれる効果が期待できます。
痛み成分の吸着
さらには、身体の中の痛みを感じさせる成分を吸着してくれる作用がコンドロイチンにあることが、近年明らかになりました。つらい痛みのために今まさに苦しんでおられる方にとっては、非常に頼もしい成分であると言えます。
コンドロイチンを飲み始めたとしても、もともとの症状の程度や、個人の体質によっても効果のあらわれ方が大きく異なってきます。このような効果を実感するためには、毎日コツコツとコンドロイチンを摂取し続けることが必要です。