骨盤がゆがむと膝が痛む?簡単にできるゆがみチェック&ストレッチ
骨盤がゆがむと膝が痛む?簡単にできるゆがみチェック&ストレッチ
どんなに歩き方を意識しても膝が痛い・・・。そんな悩みを持たれる方は少なくありません。痛みの原因は膝にあるとは限りません。
骨盤のゆがみからきている場合もあることをご存知ですか?もしあなたの痛みの原因がそうだとしたら、いくら膝をいたわっても痛みは治まらないでしょう。
この記事では、骨盤のゆがみと膝の痛みの関係や、治療法についてご紹介します。
日頃のクセで骨盤はすぐにゆがんでしまう
骨盤のゆがみがどうして膝の痛みに関係しているのでしょうか。
それは、ゆがみが歩き方を変えてしまうからです。骨盤がゆがんでくると、歩いているときの足の動かし方がかたよってしまいます。
また、着地するときの体重移動もバランスが悪くなるのです。そうした膝に負担のかかりやすい、不自然な動きを長期間続けていくことによって痛みを引き起こします。
実は、骨盤は日常生活のクセでいとも簡単にゆがんでしまうのです。例えば次のようなクセはありませんか?
- 椅子に座ったときは必ず足を組んでいる
- 肩からかけるカバンを持つときはいつも同じ側
- 寝るときに横を向いてないと寝れない
- からだの片側を主に使うスポーツをしている(野球、ゴルフ、テニス等)
こうしたクセだけでなく、特に女性はからだのつくりから出産時は特に骨盤がずれやすい傾向にあります。また、尻もちをついたり、事故に遭った場合は高い確率で骨盤がゆがみます。
左右の高さや角度が違う場合は骨盤のゆがみがある
自分の骨盤がゆがんでいるかどうか、どうすればわかるでしょうか?簡単なチェック法をご紹介しましょう。
床にぺたっと足を伸ばして座ってください。
そして、2つのかかとをくっつけた状態で、足先には力を入れずに自然に広がっていく状態を観察しましょう。
かかとから足先への角度はどうなっていますか?
もし、左右で角度が違っていたら骨盤のゆがみがあります。
次に、椅子に座り、両足をかかとから膝までぴったりとくっつけます。
膝までの長さはどうなっていますか?
どちらかが長い場合は、骨盤が歪んでいます。
さらに、まっすぐに立った状態で鏡を見ると、骨盤にゆがみがあればからだの真ん中のラインが真っ直ぐでなかったり、左右の肩の高さが違うことがあります。そんなときは、膝の痛みが出はじめる前に骨盤のゆがみを矯正することをオススメします。
骨盤回し&ねじりストレッチで簡単矯正
骨盤のゆがみは整骨院や接骨院で治療してもらうのが効果的ですが、まずは自分でできる簡単ストレッチをしてみるのはいかがですか?次のストレッチを試してみてください。
骨盤を回すストレッチ
- 立った状態で、足を肩幅に開いてください
- そのまま足を固定し、腰だけを大きく回転させます
- 右に2回まわしたら、次は左に2回。というように交互に同じ回数まわしましょう
腰をねじるストレッチ
- 仰向けに寝てください
- 膝を立てて両膝をくっつけます
- くっつけた状態をキープしながらゆっくりと右に倒しましょう
- 同じように左にゆっくりと倒します
- このストレッチを10回ほどやってみましょう
骨盤は日常生活のささいなクセですぐに歪みがでてきます。歪みを放置していると膝の痛みにつながるのでできるだけ早く矯正したいところ。歪みチェックで歪みがわかったら、まずは自宅でできる簡単ストレッチをぜひ試してください。