寝ながらできる!膝の安定性をグッと高める簡単な運動

寝ながらできる!膝の安定性をグッと高める簡単な運動

寝ながらできる!膝の安定性をグッと高める簡単な運動

 

膝の安定性がないというのはどんな状態の事でしょうか?それこそ、膝がガクガクする時!と答えてしまいそうですが、残念ながら不正解です

 

膝がガクガクする時というのは、例えば「膝が笑う」と言われるような極端に緊張した時や、マラソン、ランニングをした後に急に筋肉が痙攣を起こしてしまった時などの状態を膝がガクガクしたといいます。

 

これは極度の筋緊張や筋収縮が原因で膝に力が入らずにバランスを保てなくなるような状態です。それに対して膝の安定性がないというのは膝周りを取り囲む筋力の低下、膝の間にある軟骨組織が痛んでしまって安定した歩行がし難い状態のことです。

 

膝が安定しない場合の対処法

 

では、こういう安定性がない場合の対処法はどうすれば良いのでしょうか?答えは簡単です。膝周りの柔軟性を高めて体重が両膝に均等にかけて歩けるようにすれば良いのです。

 

ただし、怪我をしたり、生まれつきの変形だったりなどで膝に安定性がない場合、状態改善は難しいです。それ以外の筋肉の単純な衰えによる場合は意外と簡単に安定性を高めることが可能です。

 

 

膝の安定性を高める寝たまま簡単運動

 

1.壁に両足裏をくっつけて、膝を90度に保ち上向きに寝てみましょう。
その際に腰や股関節に負担がかかり過ぎないようにお尻や腰に座布団かクッションを敷いて行なうと安心です。

 

2.なるべく姿勢は真っ直ぐのままで、両手で膝のお皿を掴みます。
そのまま両手で左右から同じ様にしてこねる感じに回します。回す速度はゆっくりで結構ですので右回り左回りを交互に30回程度行って下さい。この時、膝と膝は開いたり離れたりしないように気をつけて下さい。

 

3.くっつけている足裏を外して交互に天井に向けて膝を突き上げる様にして伸ばします。
この時に無理に膝を伸ばしきらなくても大丈夫です。

 

こね回す、伸ばすという@〜Bの動きを3セットくらい実施できれば十分です。これらを実施した後に姿勢を戻して歩いてみて下さい。実施前の不安定感が和らいで歩きやすい実感がすぐにわかると思います。

 

この運動のポイントは、膝蓋骨と言われる膝のお皿を動かして可動域を高めることです。膝蓋骨は太ももからくる大腿四頭筋が束になって包み込んでいます。

 

膝蓋骨の周りの部分は筋肉も硬くなってきている部分ですので、膝蓋骨の安定性が低下すると体重を支えるバランスが崩れたり、筋力が低下したりすると動きが不安定になりやすいのです。

 

 

この運動のように膝を90度に曲げてある程度は緊張感を持たせた状態で膝蓋骨をこねてストレッチしたり、曲げ伸ばしの運動を実践したりするとすぐに効果が期待できるのです。このストレッチは膝に不安定感がない人でも、常日頃から行うことにより予防にもなりますので、是非実践してみてください。